レコードにはどんな種類があるの?
スマートフォンなどで音楽を手軽に楽しむ人が多いなか、大きいジャケットと黒く光る盤面が新鮮、ライブ会場で音楽を聴いているように身体全体で音楽を楽しめると、レコードを知らずに育った若者の間でも注目を集めています。
一口にレコードといっても様々な種類(規格)があります。EPとLPという言葉をご存知の方もいるのではないでしょうか。他にも、SP、ドーナツ盤、シングル、12インチシングルなどの規格があり、初期に登場したSPの次に販売されたのがEPとLPです。
EPレコードってどんなレコード?
EP はExtended Play の略です。
主にビニール素材で作られていて、直径が7インチ(17センチ)ほどの大きさ、回転数45rpmの盤を指します。
片面に5分から8分ほどの録音をすることが可能で、2曲から3曲が収録されています。
EPレコードの中でも1曲しか収録されていない盤はシングル盤といわれ、レコードの穴が大きいものはドーナツ盤といわれます。日本では大きさが7インチの回転数45rpmのレコードをまとめてEPと呼んでいます。
LPよりも音が良いのですが、収録時間が短いので主にシングルレコードとして用いられていました。
LPレコードってどんなレコード?
Long Playを略してLPといいます。
1948年にアメリカのコロンビアが開発した規格であるLPレコード。直径が12インチ(30センチ)で、回転数が33 1/3rpm、収録時間は30分ほどの主流となっているレコード盤です。
素材にポリ塩化ビニールを用いることで薄くて軽く、さらに丈夫になり、高密度で長い時間の録音ができるようになりました。1分間の回転数が33 1/3rpmなので、33回転盤ともいわれています。
初期のSPに比べて再生針に対応する音溝が微細で、同じく微細な音溝をもつEPとともに、マイクログルーブレコードといわれています。
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